• 中国の葬儀方法

    例え身近な国であっても、葬儀の方法は大きく異なる場合があります。ここでは中国の葬儀の方法について、様々な視点から紹介していきたいと思います。

    中国における葬儀の方法は土葬が最も一般的でした。これは土に入ってこそ、安らぎが得られるという思想が基になっており、数千年来この思想は変わることがありませんでした。しかし、現在の中国では火葬の割合が増加しています。それは中国の人口増加が大きな要因となっています。
    中国は言わずと知れた人口世界最大の国です。土葬による土地不足は以前から問題となっていましたが、1950年代に毛沢東が火葬を推奨したことから次第に火葬が普及するようになりました。

    中国のお墓づくりには他の国とは異なる大きな特徴がありました。1つは風水を利用したもので、お墓の場所や方角などは全て風水により決められていました。家族に悪いことが起こると、遺骸を発掘し、別の場所に埋葬しなおすほど、風水の力は絶対でした。
    もう1つは血筋の継承です。中国は男性のみが家計を受け継ぐことができるとされており、夫婦は男児を産んで初めて血筋を受け継ぐとされています。一族の墓は並んで建てられ、一つの塚には夫婦が一緒になって入ります。血筋を大切にするという思想が、長きにわたって中国を繁栄に導いたのかもしれません。

    現在の中国ではこれ以外にも多様な葬式を取り入れています。しかし、どんな葬儀様式であっても死者を尊ぶという気持ちに変わりはありません。