• イギリスの葬儀方法

    長い歴史を持っている国は、それに応じて伝統的な葬儀様式を持っています。イギリスはその中でも自然を大切にした葬儀の形態をとっており、他の国とは異なる特徴的な葬儀を執り行っています。ここでは、イギリスの葬儀について紹介していきます。

    まずイギリスという国の特徴として林や草原などの自然が多く見られ、季節の変化に従って自然の変貌を楽しむことのできる国です。ロンドンなどの主要都市は発展した街並みとなっていますが、老後は自然味溢れる田舎に移り住むことも多く、国民性としても自然を愛する風潮があります。
    イギリスの葬儀は現在火葬が7割、土葬が3割です。火葬の場合は日本とは異なり、完全に骨を燃焼させ、粉末にします。粉末状の遺灰は公園墓地や故人の思い出の地、自宅の庭などに巻かれることになります。遺灰をまいた場所にはバラなどの花々が植えられます。墓地も公園のような緑あふれる景色となっており、ここからも自然と調和するイギリス人の在り方が見てとれます。

    また、イギリス人の葬儀は少人数で行われることがほとんどです。死はあくまでプライベートなこととして扱われ、死を多くの人が形として偲ぶのではなく、各人が心の中で偲ぶという思想が昔から根付いています。
    他の国と比べてもイギリスの葬儀は非常に簡素なものであると言えます。しかし、その様式には故人を心から偲ぶという伝統的な理念に基づいており、死者を尊ぶ気持ちはどこの国よりも高いと言えます。